
水がまかれたシートの上で腹ばいで浮き輪やボードに飛び乗り、進んだ距離を競い合う大会が岐阜県下呂市で開かれました。
「腹すべり世界選手権」と名付けられたこの大会は、人口減少が進む町を活気づけようと下呂市小坂町の有志でつくる実行委員会が、21日に行いました。
大会には県内外から家族連れなどおよそ100人が参加し、水がまかれた長さ30メートルのシートの上で腹ばいで浮き輪やボードに飛び乗り、進んだ距離を競い合いました。
5メートルに届かない参加者が多い中、10メートル以上滑る人が出ると観客からは大きな声援が送られていました。
上位入賞者には賞品として飛騨牛や地元産の米などが贈られたということです。
親子で参加した40代の男性は「こういうイベントは家族で楽しめるのでいいと思います」と話していました。

今井千香子実行委員長は「暑くても大人にも子どもにも腹から笑ってほしくてこのイベントを始めました。たくさんの人に飛騨小坂の自然や人々のすばらしさに触れてほしい」と話していました。